令和元年度(2019年度)7月19日(金) 
第1回 【 第1部 】 13:30〜





ナチズムによるユダヤ人迫害に至った全体主義とそれを支持した大衆の世界観、
思考や判断を停止した凡庸な悪の人々を政治哲学から分析したハンナ・アーレントの指摘は、民主主義の危機とか社会の分断とも言われる現代社会の問題点を予知していたような気がする。
彼女からの刺激を受けて「考えるとはどういうことか」を考えてみた。
<写真左>若いときのHannah Arendt(1906〜75)写真はウイキペディアから



第1回 【 第2部 】 




日本酒の中でしか生きられない火落菌の栄養源「火落酸」を発見(1956)したのは日本の科学者である。
その「火落酸」は、ほぼ同時にアメリカでも発見され「メバルン酸」と命名され、発見者はノーベル賞(1964) を受賞した。
前回は火落菌を防ぐ術「低温殺菌法」の初出が多聞院日記にあることを学んだ。

今回はその日記の時代背景を考察し、更に「座間に酒蔵を造る!」のプロジェクトを通して何故日本人(田村)はノーベル賞を同時受賞できなかったのかの理由を考えてみる。





令和元年度(2019年度)9月20日(金) 
第2回 【 第1部 】 13:30〜




奈留島江上集落の江上天主堂
撮影:成嶋ちえ子(2019年6月)

昨年度の大学展で発表した『潜伏キリシタン関連遺産の世界 文化遺産登録について』の続編で、今回は五島列島でのフィー ルドワークがメインです。

キリスト教解禁後、命がけで信仰を守り生きてきた人々の子孫が、信仰の自由を得た喜びを込めて自分たちが住む集落に教会堂を建てていきました。

五島列島には50あまりの教会堂があります。そのほんの一部ですが、現地で見たり聞いたりパンフレット等から学んだことを紹介します。





第2回 【 第2部 】




私のふる里・佐賀県唐津市は、朝鮮半島南端から船出すれば、対馬、壱岐と島伝いに南下した後、最も近い本土上陸地点にあたり、『魏志』倭人伝が伝える「末蘆(まつろ)国」です。

その近さもあって半島や大陸との関係は長く、それは「記紀万葉」をはじめとする我が国古来の史書にも記され、有史以前のものを含め、多くの史跡も残っています。


今も 西海に親しむ若者は多い
撮影:進藤正昭(2017年4月)
日本最古の水稲遺跡、百済王の生誕地、海賊倭寇の根拠地、 秀吉の朝鮮侵攻の国内拠点、幻の朝鮮海峡トンネルの玄関口、 などなど。我が唐津と、半島と大陸との関係は深かとです。





令和元年度(2019年度)11月15日(金) 
第3回 【 第1部 】 13:30〜




現存天守の城は12城あります。その12城は、国宝指定が5城、重要文化財が7城、その中には世界遺産の城もあります。
このテーマで「調べ学習」を始めて6年目を迎えました。中間点とな ったことを機に今まで大学展で発表した内容をまとめることにしまし た。

天守の分類、天守の構成、城郭、石垣、櫓、門などの特徴、さらに城 に関するランキングについても…あらためて日本の素晴らしい歴史の遺構(城)をご紹介いたします。
また我がふるさと、熊本城の地震災害の状況と復興について、一歩ず つ進んでいますが、その近況についてもご報告を…(上の写真:姫路城)


第3回 【 第2部 】 






「そば」はどのように伝統食品になったのか各地でそばの栽培がおこな われ、そば切りが広まり、製粉技術の広がりと共に全国に普及し各地にみら れます。
伝統的なそば切りは製粉技術の向上により、多様なそば粉が生産されるよ うになり、それに、
そば切りの技術が発達し、さまざまな調理が試され、地 域の文化として伝承されています。他の食品と競り合って新たな素材や、技 術が加えられ、そば切り、そばがき、そば米など加工品なども伝統食品とし て生き残っています。



令和2年(2020年)2月21日(金) 
第4回 【 第1部 】 13:30〜



維新の震源地に生まれ育った二人が子孫に伝える何かを探して調べ学習しました。
Part1は維新当時の先駆者たち(吉田松陰、佐久間象山と長州ファイブと言われた男たち)にスポットを当て波瀾万丈な生涯と、今に語り継がれるロマンを紐解く。

Part2は維新の原動力となった奇兵隊を作った高杉晋作と長州藩勝利の立役者大村益次郎にスポットを当て、函館迄遠征した奇兵隊のその後の顛末を『防長回天史』『奇兵隊日記』を主たる資料に紐解いた。




第4回 【 第2部 】 




「あすなろ唄おう会」は、歌う事による健康維持、増進を第一の目標に掲げて活動しています。「よもやま話」とは、私たちが歌う曲名の中から代表的なものを選んで、その歌の作られた時代背景、世相を調べ,歌の心を理解し、より楽しく歌えるよう簡単にまとめた「歌への添え書き」です。
よもやま話

その1:岩本 あや子「影を慕いて」
その3:小山 久仁子「月の砂漠」
その14:大塚 勝江「四季の歌」

その2:後藤 三枝子「かなりや」
その4:依田 節子「湖畔の宿」