あすなろ大学展 2023
発表状況と大学展の魅力 |
発表状況と大学展の魅力
2023大学展委員長 城森幸雄
開催期間 令和5年2月8日(水)〜2月10日(金)
開催場所 ハ−モニ-ホール座間小ホ−ル
3年ぶりの「大学展」ハ−モニホ−ル座間小ホ−ルでの開催。このような大きな舞台で開催したことはなく、はやる気持ちを抑えることが出来なかった。それは 3年間の間には、コロナ禍に振り回され幾度どなく挫けそうになること度々あった からだと思います。
この大学展を立ち上げるために過去、先輩達が築き上げた歴史に沿って進める事にした。
その一つに残された資料の数々や「まとめ誌」に記載された記録の文旦を読み解き方向性を見出した。
まず、「大学展委員会運営組織」を手始めに。大学展紹介WG、.発表会WG、クラブ活動紹介WG,、広報WG、大航海ゼミナ−ルWGのメンバーを揃え。主となる大学展委員会(統括企画、各WGのリ−ダ−)で運営組織を立ち上げた。
大学展を司る「発表会WGのメンバ−」は、あすなろ会12班からなる各班1名が参加して構成された。
大学展委員会(統括企画)では、今年度の運営企画の核となる、基本的な項目を確認して決定を行い進める事とした。
それでは、発表会の流れをお伝えします。
【1日目】
1日目は午前中パネル組立・作品展示を行う準備作業にあて 午後から発表会を行う、実質2日半の開催となりました。 発表件数は12件、展示作品件数2件、レポ−ト件数8件、クラブ活動展示12件他。例年の15分の発表時間に比べ発表件数が少ない分25分の時間を使って内容を濃くして行いました。 |
以下発表作品をご覧ください。
展示と発表の感想(アンケ−ト一部抜粋)
【翡翠物語〜歴史ある宝石の魅力〜】 4年生 成嶋 ちえ子 |
・展示及び発表とも良く具体的な表現で良く理解できました。 ・国の石としての翡翠の魅力などを実地調査を基に発表し興 味深かった。 |
【座間と近隣の地蔵尊】 12年生 増森 載子 |
・身近な所にお地蔵様がたくさんあり地図とお地蔵様の場所 の提示が分かり易かった。 ・丁寧な説明現地確認資料整理良くできていました。 |
【戦中、戦後を生きた座間っ子とその母たち】 2年生 瀬戸口 弥千代 |
・経験した小さい頃の話が生き生きと話され逞しく生きる姿と 戦争の悲惨さが分かりました。 ・調べ学習というより「自分史」的な内容だったが今後このよう な語りべの証言をまとめていくのが課題だと思った。 |
【2日目】
【なぜ、日本という国で一度だけ革命が成功したのか】 13年生 佐々木 邦彦 |
・新たな視点で捉えていてよかったです。 ・発表時間が短く消化不良だったのは残念でした。次回の講 座に取り入れてほしい。 |
【腸内細菌に学ぶ】 10年生 腸内細菌に学ぶグループ 小俣 章太郎 他 |
・もう少し時間がほしかった。良い内容であった。 |
【血管の健康のしくみ】 4年生 河村 幸二 |
・良く細かく血管の事をしらべられて感心しました。 |
【日本の城「高知城」〜南海の名城とは】 8年生 門田 高士 |
・城のかける情熱が伝わって来ました。画像が綺麗で分かり 易かった。 ・城の造られた歴史が分かり易く良かった。 |
【3日目】
【仮想計画 座間市に酒蔵を作る! 酒の味の設計】 4年生 酒蔵チーム岩宮正治他 |
・楽しく調べている様子羨ましい。 ・日本酒が飲みたくなりました。 ・仮想の話が、現実味を帯びるきてNHK章を頂くなどその存 在感が増してきている。座間の産物にする動きが必要と思 われる。 |
【日経新聞に見る日本経済】 15年生 松澤 鷲郎 |
・新聞の貼り付けではあるが、次回を期待。 |
【電動アシスト自転車はなぜ開発されたのか】 6年生 齋藤 東三 |
・歴史、経緯、普及状況などが明確に纏められていました。 ・いつも乘ってるアシスト自転車の事、良く調べて頂きました。 もっと詳しく知りたいので講座プログラムに入れてほしい。 |
【あすなろ唄おう会よもやま話"その17"「千の風になって」】 4年生 大塚 勝江 他 |
・いつも日頃なんとなく歌っている歌にそれぞれの思いがあり 人の歴史が あることを知らされます。 ・「千の風に鳴って」歌詞をしみじみ味わう事が出来ました。 ・いつもながら詳しい説明と歌で、これからも続けてほしい。 |
【環・東シナ海文化経済交流圏は実在したのでしょうか】 13年生 進藤 正昭 |
未発表 |
この他、あすなろ大学紹介コ−ナ−やクラブ活動紹介コーナーがあり、模造紙に工夫を凝らした作品で会場を盛り上げを見せた。 |
大学展の魅力は!
あすなろ大学展の基本理念は「市民や近隣市町村の皆様に調べ学習の面白さ楽しさを知ってもらう」「ひとりひとりの参加で大航海を楽しみあすなろ大学の輪を広げよう」です
あすなろ大学は、高齢者のための生涯学習学級です。
仲間と集い、仲間と語り、仲間と趣味を楽しみ、そして仲間と又、個人で調べ研究・現地調査等行い、その中から、「調べ学習」に結びつけ、その結果を大学展で発表する満足感を味わ得ることが出来るのが「生涯学習」の醍醐味かと思います。
今回「大学展2023」を開催し、発表された皆さんの努力を肌身を持って感じました。
ひとつの作品を作り上げるのに、かなりの時間を浪費して何度も繰り返して作り上げる。
これらは、苦労の連続で出来上がった作品で、晴れの舞台「大学展」で発表出来る喜びと
緊張は発表者しか味わう事出来ない「魅力」があると思います。
大学展を築き上げる裏方の仕事も、それなりに苦労もありました。大学展までの10ケ月、打合せ会議や、帳票作成、看板作成など又、他のWGの活動も同じように活発な運営をされて、仲間との絆が生まれ良き友として「魅力」ある大学生活が送れたと思います。
発表された皆さんお疲れ様でした。 そして関係者の皆さんありがとうございました。
感謝!