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川柳クラブ





二月句会(互選)


題詠「花」



垣根越し花をほめてのお近づき
亀女
何時咲こう花も戸惑うこの気候
フォレスト
デビューには歳を問わない花粉症
悦夫
名も知らぬ草にも今日の花言葉
秀二
押し花を作るためのみ詩集買う
柳白
花のある暮らし求めて土いじり
秀二
三月で卒業したい花粉症
つる
仲直り喧嘩の後は薔薇の花
つる
庭に咲く花水仙に亜紀忍び
苦迷
濃いピンク摩文仁の丘に咲く桜
江鈴

春近し梅咲き我は歳を取る
悦夫

大輪の花でなくても咲けばいい
フォレスト

金なる木良く咲いたねと花ほめる
亀女

まっすぐにまるでサボテンヒアシンス
孝風

パンジーよ安い長持ちけなげなり
孝風

かけっこは花形だった昔はね
柳白

花かつお素うどん作る昼の飯
苦迷

ビックリだ川面一面花いかだ
江鈴

唄おう会笑いの花よ福ちゃんだ
夢桃

スイセンの雪降る花に春を呼び
夢桃








二月句会(互選)


題詠「雑詠」



採血の美人看護師痛み堪え
苦迷
記憶ないあの大臣と我同じ
フォレスト
申告はスマホと聞いて無申告
柳白
ぬる燗を教えてくれた八代亜紀
つる
一攫の夢見て賭ける新ニーサ
秀二
寒い朝洗顔目だけゆび先で
夢桃
新聞は贅沢品かも又値上げ
亀女
一桁の利息の通知べらんめい
悦夫
チョコレート送る当てなく独り占め
江鈴
一票でも喜ぶ我を笑う妻
孝風

順々に参加者増える審査会
柳白

簡単にインフレですとどう生きる
亀女

災難にめげず自立の歩を進め
秀二

逆らえば殺してしまえ邪魔な奴
フォレスト

雪道で滑り骨折むこ入院
夢桃

医者が聞くお酒の量は少しです
苦迷

惜しまれてフェードアウトの百貨店
悦夫

一葉の下駄カタカタと石の坂
江鈴

和から洋恵方巻からチョコレート
つる

久しぶり稲門会は皆白髪
孝風





一月句会(互選)


題詠「飾る」



お飾りも年賀祝いも海に消え
江鈴
着飾って出掛けた先はパチンコ屋
つる
粉飾の極み改ざん暇 なし
悦夫
飾らない今夜の月は美しい
亀女
若つくり飾りが過ぎて道化師に
亀女
いつまでも着飾りデート老夫婦
つる
鏡餅お飾りやめて寝正月
苦迷
着飾って出かける宛のない私
フォレスト
面白く話飾るを今は盛る
柳白
それぞれの願いを籠めて飾る松
秀二

日の丸が正月飾る路線バス
苦迷

ばれるまで遊びに浸る使い込み
悦夫

お母さんお出かけいつも首飾り
フォレスト

髪飾り成人式の女の子
江鈴

新春を飾る駅伝走り抜け
秀二

国会は虚飾の香り充満す
柳白

飾り物降ろして食べるミカンかな
孝風

どんど焼き正月飾り孫と行く
孝風

成人式孫は着飾りばば涙
夢桃

松飾りも日の丸まばら薄文化
夢桃









一月句会(互選)


題詠「雑詠」



初詣神社より先病院へ
つる
青い空届けやりたや能登の街
江鈴
ポテチ食べダイエット本読みふける
柳白
酒を抜き定期健診よき数値
悦夫
本持って来院したがすぐ眠り
亀女
気に障る人が元気な散歩道
悦夫
ケチをして一日おきにサプリ飲む
柳白
寒空でマスクの中は鼻が垂れ
苦迷
今年こそ願いを篭めたお賽銭
秀二
辰年の望みを砕く大津波
秀二

さな知らぬ友の話に大笑い
孝風

賽銭を五円を握り運祈る
苦迷

保存食点検したら期限切れ
亀女

アートだな成人の日の派手衣装
つる

ハンバーグ娘と食べる温かさ
孝風

荒れ狂う海を鎮めよ人魚姫
江鈴

あの人が当選なんて恥だよね
フォレスト

派閥ってトカゲのしっぽまた出るぞ
フォレスト

能登のアテ心配尽きぬ斜面の樹
夢桃

パトロール極寒夜道歳に負け
夢桃


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