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川柳クラブ











六月句会(互選)


題詠「苺」



いちご狩り人の本性丸出しに
レノン
ほろ苦いいちご白書は青春だ
柳白
老夫婦苺大福半分っこ
つる
通学路それて悪ガキいちご摘み
悦夫
イチゴ柄似合ったあの子は今何処に
亀女
苺の字亡きお袋のくさむしり
苦迷
孫たちと祝うケーキに苺なし
苦迷
我が孫の呼び名はなぜか苺ちゃん
柳白
野いちごを食べては昔想いだし
夢桃
野いちごの風に吹かれし白い花
夢桃

高いイチゴ開発の裏知らずして
悦夫

野イチゴを黙って食べて腹壊し
レノン

いちご狩りたらふく食って腹こわし
つる

いちご狩り我を忘れて腹痛に
亀女

苺ジャム指で掬ってつまみ食い
花いかだ

甘ミルク片手に持って苺狩り
花いかだ

大福の中から苺宝物
フォレスト

山盛りの苺からジャムビン一つ
フォレスト

どぶ川に沿いて実るやへびいちご
江鈴

嘘でしょ何万もするイチゴあり
江鈴








六月句会(互選)


題詠「雑詠」



給付金詐欺の指導は税務署に
レノン
あきらめと我慢で過ごす物価高
フォレスト
ファンディング金が来る来る法隆寺
つる
災害に空き巣コロナに給付詐欺
悦夫
目耳鼻歯一緒に老いて旅支度
江鈴
ケーキ食べこれが最後は何回目
亀女
青春時焦がした胸は今は冷え
花いかだ
句が浮かぶすぐにメモ取り記録する
花いかだ
宅急便ギフトの酒が父の日に
苦迷
公約はどれも甘口選挙前
柳白

ようのない夫の仕事ウォーキング
柳白

紫陽花に「大好きだわよ」妻の声
夢桃

梅雨空や東の空に虹架かる
夢桃

紫陽花はやっぱり雨に似合う花
江鈴

セキュリティ不安がよぎるわが市にも
フォレスト

上げ足の取りようがない聞く力
悦夫

ナマズ君金の生る木に育つのか
レノン

マスク無し唇に紅忘れずに
つる

走りました紐が突然ヘビになり
亀女

梅雨の間にアレよコレよと何もせず
苦迷


















五月句会(互選)


題詠「玉子・卵」



固まらぬ我が人生は半熟か
柳白
脇役もおでんで主役ゆで卵
フォレスト
待ったねえ金の卵の朗希くん
江鈴
王子の字玉子と読んで座がしらけ
亀女
鏡見て毛がない頭卵型
レノン
茶柱が立ったかのよう黄味二つ
悦夫
親子丼なんか負けてるかつ丼に
つる
戻りたい卵のようなツル肌に
フォレスト
懐かしい金の卵ともてはやす
レノン
卵膜でシワ延ばせるの妻努力
夢桃

悪寒するこれで飲めるぞ玉子酒
柳白

玉子かけごはん上等支給前
悦夫

ゆで卵味より穀の剥きやすさ
つる

親子だね卵のようによく似てる
亀女

卵からひよこを過ぎて一人立ち
花いかだ

ちらし鮨金糸玉子で色づける
花いかだ

六の日はお米を買うと卵付き
苦迷

獅子てんや卵の親じゃアヒルの子
苦迷

生玉子賞味は切れて茹で玉子
夢桃

鶏小屋で卵飲み込む青大将
江鈴








五月句会(互選)


題詠「雑詠」



付けばいい診察カードポイントが
フォレスト
フサフサも薄毛も同じ床屋代
柳白
ミサイルじゃ脅しはきかぬオミクロン
悦夫
ビュッヘでも座って料理待つ夫
フォレスト
丑三つ時決まって起きる尿タイム
苦迷
銃声に美しき星涙雨
江鈴
何となくブルーになる日花を買う
江鈴
目が合うと怖いカラスのガン飛ばし
つる
不審者と間違われたかあと追われ
亀女
適量を減らしてサプリ節約し
柳白

年老いて煮物好物妻の味
苦迷

元気だよ皆に会いたいあすなろへ
夢桃

美容院帰りスキップ怪我注意
夢桃

新学期あすなろ生に笑い声
レノン

狂犬病予防注射を身内にも
レノン

八十歳ひ孫ほしいが孫いない
花いかだ

のり面に作った花壇花見頃
花いかだ

かりそめの平和だったと無知を知る
悦夫

野良猫とカラスが競うゴミ漁り
つる

読めない字眼鏡ないとと言い訳す
亀女










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