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川柳クラブ







十二月句会(互選)


題詠「冬」



ジャンボ買い贈与税はと思案する
亀女
戦いの次の相手は冬将軍
順章
凛とした姿美し冬の富士
柳白
白粉で妻が化けるぞ冬化粧
苦迷
冬の道歩く速度はシニア流
レノン
温暖化雪女たちも困り顔
亀女
早々と出したこたつに入りびたり
秀二
北国の吹雪荒れるや冬の華
夢桃
冬の朝珈琲香り目を覚ます
夢桃
数の子は老いの贅沢許されよ
江鈴

冬休みコロナで家に籠る日々
順章

有馬記念暮れの中山風物詩
悦夫

友案ず寒波のたびに豪雪地
悦夫

故郷のかぼちゃで知る冬至かな
苦迷

氷点下池ぽちゃショットグリーンオン
レノン

冬待って紅葉の秋もう少し
フォレスト

ゆず貰い冬至のゆず湯贅沢に
フォレスト

寒いじゃん地球は確か温暖化
つる

手袋と炬燵に蜜柑冬来る
つる

冬が来た準備しなくちゃ年賀状
柳白

温暖化日本列島冬景色
秀二

寒空に毛布すっぽり星を見る
江鈴








十二月句会(互選)


題詠「雑詠」



この顔は俺ではないと見る鏡
秀二
通院日仲間に会える休息日
柳白
神童と呼ばれし友も認知症
順章
物価高スーパーはしごで一万歩
亀女
長生きも努力がいると今悟る
亀女
物価高来ないでほしいお正月
苦迷
もういくつ迎えられるかお正月
つる
大掃除自分の居場所無くなりし
レノン
気を遣う割に周りが見えてない
悦夫
味噌汁に青ネギ散らし一人飯
江鈴

日差し浴び欠伸がうつり横の妻
苦迷

五年後の世相読めぬが老い確か
悦夫

もう何年履かないままのスキー板
つる

年末に終活準備捨てる過去
レノン

谷戸山は座間市の宝散歩道
江鈴

軍事費が大手を振って闊歩する
秀二

また四年生きる希望が湧いてきた
フォレスト

知らぬ間に兵役義務が課されそう
フォレスト

冬の庭足元サクサク霜柱
夢桃

ナラ枯れて氷雨の中に御神木
夢桃

年賀状貯金と同じで減るばかり
順章

忙しい今日は暇なし検診日
柳白








十一月句会(互選)


題詠「風」



丹沢に風の香りと蕎麦を食む
江鈴
世の中の風が読めない岸田流
つる
ブラックデー財布の中はすきま風
レノン
風吹けば耐えてる髪がそよそよと
柳白
風見鶏くるくる回る右の風
花いかだ
渡り鳥運んで冬の風が吹く
秀二
落ち葉舞う冬到来かつむじ風
苦迷
モンローか妻のスカート突風で
苦迷
扇風機仕舞わぬうちに北風が
フォレスト
オートバイ彼女背中に風を切り
つる

熱が出た風邪かコロナかインフルか
フォレスト

新築も年月経つとすきま風
レノン

暴飲と暴食が過ぎ痛風に
悦夫

風邪ひかず喉のイガイガすぐに「ルル
悦夫

風吹けば桶屋もうかる言い伝え
花いかだ

値上げ風台風なみに発達か
亀女

気になる人風も噂をしてくれず
亀女

夫婦間凄まじきものすきま風 
柳白

路地裏に漂う風が招き入れ
秀二

山ぐりの青さまま落ち風去りて
江鈴

咳こんだ睨まないでね風邪じゃない
夢桃

風吹いて銀杏拾う並木道
夢桃


十一月句会(互選)


題詠「雑詠」



亡き母に似た娘から叱られて
苦迷
閣僚も交代枠は五人かな
フォレスト
なんやかや言われながらも共白髪
秀二
美を求めガードル着たら腰痛に
亀女
足もつれ転んだ先に五円だま
江鈴
人生に「たられば」あればリセットだ
花いかだ
物価高下がり続けるお小遣い
レノン
涙落つ入谷歌舞伎にはらはらと
江鈴
不用品廃棄すれども増えていく
柳白
どう歩く今日の散歩は徘徊か
柳白

俺の髪息子薄毛で嫌味言う
苦迷

終わりないワクチン注射五回打つ
花いかだ

ゴミが目にドライアイだが涙でる
亀女

また辞職議員も人手不足かな
レノン

かど番も五度目となれば許されず
悦夫

家庭壊す尋常でない寄付の額
悦夫

白髪増え染めては床も黒模様
夢桃

皴だらけ巻き戻したいあの頃に
夢桃

この数字いつまで続く第8波
つる

インフルとコロナでダブル腕痛み
つる

大臣の資質問われるキャリア組
秀二

物価高ジップロックも再使用
フォレスト



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