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川柳クラブ








十月句会(互選)


題詠「柿」



縁側に吊るす干し柿冬を待ち
苦迷
落ちそうでなかなか落ちぬ熟し柿
悦夫
柿の種あられ多いと文句言い
つる
柿食えば金が減るなり財布から
つる
柿ひとつ今日のビタミンこれでよし
フォレスト
玄関に日々柿落ち葉冬近し
悦夫
隣柿今が食べごろ待ち遠し
亀女
柿ピーと枝豆ビール旅の友
柳白
柿の種おとぎ話の猿と蟹
夢桃
硬い柿歯のない祖母はひとにらみ
江鈴

竹竿で柿の実取った祖父の庭
柳白

干し柿も中国産は我の胃に
夢桃

怒られて柿木登ったガキ大将
レノン

秋の空ビール片手に柿の種
レノン

柿と蠣どちらも旨い今が旬
花いかだ

つるし柿実家に下がる原風景
花いかだ

皴しわの干し柿食べて皴伸ばそう
亀女

良き昭和柿の木登り野糞踏み
苦迷

ビールにはこれが最高柿の種
フォレスト

柿栗と胃袋満たす母の里
江鈴





十月句会(互選)


題詠「雑詠」



うたた寝にそっと毛布を掛ける妻
つる
晩酌の好物消える物価高
苦迷
買いだめもあっという間に底をつき
フォレスト
胡錦濤腕つかまれて時代去る
レノン
紅葉の赤に負けない我が家計
つる
コロナ並み五輪汚職の拡大は
悦夫
旅割はスマホとセット操作無理
柳白
背を丸め歩く老人我を見る
夢桃
くされ縁くされ切っても縁切れず
花いかだ
筋トレで付けた筋肉今は皴
花いかだ

足もつれ渡り切れない青信号
柳白

マイナンバーいつも間違えナンマイダー
レノン

秋刀魚見て痩せ老人が箸を止め
苦迷

サンマにも虫がいるとはああ無情
亀女

秋なのにコロナのせいでテレビ付け
亀女

鎌倉に大銀杏見に婆婆二人
江鈴

セミの棲む耳鳴り長く付き合いて
江鈴

飛んでいくお札に羽がついたよう
フォレスト

安倍死して統一にメス遅かりき
悦夫

抜け毛床癖毛はあなた此処もだよ
夢桃




















九月句会(互選)


題詠「赤(紅)」



赤い糸二本目追加出来ますか
亀女
赤い糸いつの間にやらほどけてた
柳白
紅を魅く妻の横顔惚れなおし
苦迷
昔恋今はお酒で紅い頬
フォレスト
地球上何処を向いても赤信号
夢桃
曼殊沙華炎たつよに土手に咲く
江鈴
赤い糸結ばれなんと五十年
花いかだ
プーチンは「赤紙」使い悪あがき
苦迷
母照れる赤い帽子とちゃんちゃんこ
江鈴
目覚めればワイングラスに紅の跡
つる

赤信号皆で渡れ今は死語
夢桃

曼殊沙華恋しきなりし熱い茶が
柳白

いつの間に庭に咲いてた彼岸花
花いかだ

不夜城に赤く咲くのはけしの花
悦夫

しっかりと毒を貯え彼岸花
悦夫

マスクとり久しぶりねと紅をさす
亀女

着てみたがやはり似合わぬ赤い服
フォレスト

習近平紅衛兵を再現か
つる











九月句会(互選)


題詠「雑詠」



育毛剤砂漠に水を撒くごとし
悦夫
若いわねお世辞と知るも舞い上がる
亀女
エコバックただで貰ってゴミになり
つる
女王から真の国葬教えられ
フォレスト
くら寿司で掻き揚げうどん孫ポテト
夢桃
毎日があれこれそれで終わる日々
フォレスト
名月と女王陛下をお見送り
江鈴
猛暑過ぎ今度は豪雨タマランナ
江鈴
煩悩があるから俺は悩ましい
花いかだ
不用品捨てたら直ぐにいるものに
柳白

職業は夫ナシで妻主婦業
亀女

年金日ハッピーアワーの生ビール
苦迷

汗をかき免疫上げて飲むビール
悦夫

国葬で流れる曲は花は咲く
夢桃

コロナ禍だなんで国葬強行する
花いかだ

曼殊沙華子供の頃は舌曲がり
苦迷

脳トレでジャニーズ名前思い出す
柳白

国葬のレベルが違うエリザベス
つる















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