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川柳クラブ







二月句会(互選)


題詠「朝」



毎朝が積み重なって古希となり
つる
北朝鮮花火じゃないよミサイルは
悦夫
ああだめだひつじかぞえてあさになる
江鈴
楽しみは病院帰りモーニング
フォレスト
朝寝坊してもいいんだ定年後
フォレスト
憂いなき朝はどこから来るかしら
悦夫
朝の声メジロ囀りミカン何処
夢桃
雨戸から朝陽差し込む春の煖
苦迷
朝告げる昔ニワトリ今カラス
苦迷
朝一で洗濯したが雨が降る
柳白

腹筋はないけど今朝も歩きます
江鈴

ベッド中聞こえるメロディ朝体操
夢桃

学童の群れ行く朝の通学路
柳白

二度寝入り誰かに呼ばれ飛び起きた
亀女

暗い朝たしか東に月を見た
亀女

懐かしい朝まで飲んだあの頃が
つる














二月句会(互選)


題詠「雑詠」



ごみ箱で薬飲んだか確認を
フォレスト
指導受け手取り足取りセルフレジ
柳白
福寿草何処の施設か聞き直す
苦迷
採血で触られ嬉しナースの手
夢桃
寝ぐせ髪指摘されたは幻か
悦夫
二日酔い飲み放題の怖さ知り
つる
元旦があっという間に雛祭り
つる
嘘つかぬ数字を人がする操作
悦夫
あすなろは嬉し女子会今日も又
江鈴
節約も頭使うね脳トレだ
亀女

不景気でチョコも来ないとうそぶく男
亀女

何食べる今日も心はライスカレ
夢桃

ありがとうその一言を妻は待つ
フォレスト

ホカロンを互い背に貼り寒凌ぐ
苦迷

気になるのインスタ映えの文化祭
江鈴

孫帰り心も家もがらんどう
柳白














一月句会(互選)


題詠「春」



春風がいらない花粉引き寄せて
フォレスト
穏やかな春はいつくるウクライナ
秀二
感染の悪夢再び春節で
つる
色褪せぬ春一番とキャンディーズ
悦夫
年賀状一足早く春躍る
悦夫
やわらかな日差しを浴びて霜を踏む
秀二
サラリーマンベースアップの春よ来い
つる
韓ドラを観ている妻は春笑顔
夢桃
春うらら牛ものんびり草を食む
江鈴
宝くじ買いて春待つ宝当神社
江鈴

春よこい燃料高で破産前
亀女

春近し遺品の梅が咲きだした
亀女

世界中平和になれば春は来る
フォレスト

散歩道ももひき干され春を待ち
苦迷

物価高アレもコレもで春は来ヌ
苦迷

キャンパスに若葉いっぱい春を描く
夢桃














一月句会(互選)


題詠「雑詠」



メーターが狂っているか電気代
つる
お母さん親じゃないのに呼ぶ夫
フォレスト
年々と飾るお供え小となり
苦迷
後期だが老後に備え貯蓄する
フォレスト
潮風が吹き抜け行くやネコの島
江鈴
おみくじを大吉出てと買い続け
亀女
賃上げに思いをはせる高齢者
亀女
足の爪腰かがめても届かぬ手
苦迷
賀状来ぬ友の安否を思いやる
秀二
長生きの守りあげると孫が来る
秀二

これっきり不安がよぎる別れ際
悦夫

天かすをしれっと値上げ二十円
悦夫

妻転びドミノ倒しで俺転ぶ
夢桃

玄関で大根持って妻転ぶ
夢桃

駅伝の勝敗分ける箱根山
つる

風が鳴く玄界灘の夜明け前
江鈴











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